卒業式とセーラー服と美少女と涙

※亜依増さん(id:zoukanngou)への長い言い訳


私が小学生の頃読んでいた少女漫画には「好きな人の制服の第二ボタンを貰う」という卒業式のシュチュエーションがありました。
最近はこんな行動を取る女の子なんていないのかもしれませんが、昔は、少女漫画の定番だったんだよ!!


では、どうして第二ボタンが特別なボタンなのか、その理由を知っていますか?
正しいのかどうか分かりませんが、「第二が一番心臓に近いボタン」だからだそうです。
ちなみに、ボタンを貰う(あげる)という行為がどういう理由で好きな人にするようになったのかは、さーっぱり分かりません。
でも、予想するに、本人と3年間をほとんど過ごしてきた思い出のあるボタンをもう使わなくなるので好きな人に渡して思い出を共有しようという気持ちの表れじゃないかな〜と思うのです。


でもね、男の子の金ボタンなんざ、女の子は使えっこないよね!!
そこで女の子同士の場合のスカーフですよ!!
コチラは、バッチ使えます。100%自然に使えます。



半咲きの桜の木の下で、待ち合わせる千奈美ちゃんと友理奈ちゃん。
今日を最後にもう使わなくなる3年間の思い出の詰まった、世界に1枚だけの千奈美ちゃんのスカーフ。
それを・・・彼女が友理奈ちゃんに渡すのは・・・ちなゆり的に当然の光景ですね!
スカーフの結び目を解いて、しょるりと襟からスカーフを抜き取る、うつむき加減の千奈美ちゃんを想像すると・・・萌ェ〜(*´д`*)


スカーフを貰った友理奈ちゃんは泣くかな?
きっと泣かないと思うんですよ。
校門をくぐる千奈美ちゃんを笑顔で見送ると思います。


そして、ひとりっきりになった時、手に握ったスカーフを見て「1年は長いという事実」を実感すると思うのです。


学校というのは大きな鳥籠です。
学生は1日の大半をその大きな鳥籠で過ごします。


今日までは・・・一緒に通えた通学路も明日からは一人ぼっちです。
廊下ですれ違うことも、もうありません。
体育の授業中の姿をこっそり教室から見つめることも出来ません。
放課後、図書館で待ち合わせて一緒に宿題をやることも出来ません。


今まではわずかなりに存在した共有する時間や空間を失った喪失感を何よりも感じさせるのは、千奈美ちゃんがもう使うことの無い、友理奈ちゃんの手の中のスカーフなのです。



私は以前「佐紀みやでも同じシチュエーションが可能」と書きましたが、この妄想が一番「ちなゆり」にマッチする理由がひとつあります。
それは、「Berryz内に同学年がいない」ということです。


「佐紀みや」で妄想した場合、泣きそうになる雅ちゃん千奈美ちゃんや茉麻ちゃんが慰めることが可能です。ひとりで教室で泣くことは出来ない可能性もあります。
でも、「ちなゆり」の場合、慰めてくれる同学年のメンバーはいません。
(※Berryzじゃない一般の友達がいるだろうつーツッコミは無しの方向で)



美少女が無言で涙を流しながらスカーフを付け替える姿は美しいと私は思います。
非常に萌え萌えなシチュエーションです(*´д`*)
でも、割と自然な卒業式の光景だと思いませんか?